ATAWI FUDOSAN 富士ヶ丘サービス株式会社

2026年7月30日|カテゴリ:空き家活用・賃貸・実家じまい

売らない実家は「貸す」という道。
戸建て賃貸の収支と、貸す前に知る注意点【磐田市・袋井市】

売らない実家は、貸すという道。戸建て賃貸の収支と注意点

この記事の要点

Q. 思い出のある実家、売りたくはない。空き家のままにしないで貸すことはできる?

A. できます。賃貸市場でファミリー向けの戸建ては供給が少なく、状態と家賃設定しだいで借り手が見つかる余地は十分あります。ただし、貸す前のリフォーム費用、貸したあとの修繕義務、そして「普通借家で貸すと簡単には返してもらえない」という法律のルールを知ってから決めることが大切です。磐田市・袋井市では、介護施設の運営から不動産事業を始めた富士ヶ丘サービスのような地域密着の会社に、「貸す・売る・持つ」を並べて相談するという選択肢があります。

実家じまいのご相談で、「売る」と決め切れないご家族は少なくありません。親が施設から戻る可能性が少しでもあるうちは売れない、思い出があって手放したくない、税金の特例のタイミングを待ちたい──理由はさまざまです。そんなとき、空き家のまま維持費を払い続けるのでも、急いで売るのでもない第3の道が「貸す」です。今日は、戸建て賃貸の現実的な収支の考え方と、貸す前に必ず知っておくべき注意点を、不動産屋の目線で解説します。

戸建て賃貸は「供給が少ない」──だから成り立つ余地がある

賃貸市場の主役はアパート・マンションで、戸建ての貸家はもともと数が多くありません。一方で、「子どもをのびのび育てたい」「駐車場が2台ほしい」「庭で家庭菜園を」というファミリー層の戸建て志向は根強く、とくに車社会の磐田市・袋井市では、駐車スペースの広い戸建て貸家は問い合わせが入りやすい物件です。ペット可にできるのも戸建てならではの強みです。

つまり、「古いから借り手なんていない」と決めつけるのは早い、ということ。ただし成り立つかどうかは、次の収支と法律の話を踏まえてからです。

収支の考え方──「家賃収入」ではなく「手残り」で見る

貸す判断は、家賃の額面ではなく、費用を引いた手残りで考えます。

項目内容
入口の投資入居可能にするためのリフォーム・修繕(水回り・給湯器・畳・クロス等)と残置物の撤去。建物の状態次第で数十万〜数百万円
毎年の支出固定資産税、火災保険(貸家用)、管理委託料、退去時の原状回復・設備故障の修繕費(貸主負担が原則)
収入家賃×入居期間。空室の間はゼロ。家賃は「近隣で借りられる住まいとの比較」で決まり、思い出の分は上乗せできない
税金家賃収入は不動産所得として確定申告が必要

目安として、入口の投資額を「何年分の家賃で回収できるか」を必ず計算してください。回収に10年かかる大規模リフォームは、築年数によっては合理的でないこともあります。逆に、状態が良く小さな手入れで貸せる家なら、空き家の維持費(保険・税金・草刈り)を払い続けるより、ずっと健全です。家に人の出入りがあること自体が、建物の傷み・防犯・近隣関係の面で最大の空き家対策になります。

最大の注意点──「一度貸すと、簡単には返してもらえない」

貸す前に必ず知っておくべきなのが、借地借家法のルールです。一般的な賃貸借契約(普通借家契約)では、借主の住まいが強く保護されており、契約期間が満了しても、貸主の側から更新を断るには「正当事由」が必要です。「そろそろ売りたいから」「子どもが住むことにしたから」だけでは正当事由と認められにくく、立退料の話になることもあります。つまり、普通借家で貸した家は、貸主の都合だけでは戻ってきません。入居者がいる状態での売却(オーナーチェンジ)も可能ですが、買い手は投資家層に限られ、価格は下がりがちです。

そこで検討したいのが定期借家契約です。あらかじめ定めた期間の満了で契約が確定的に終了し、更新はありません(双方が望めば再契約は可能)。「3年後に売るか住むか決めたい」「それまでの間だけ貸したい」という実家との相性がよい制度です。家賃は普通借家よりやや低めになる傾向がありますが、「家がちゃんと戻ってくる」ことの価値は、実家の場合とても大きい。当社が実家の賃貸化をお手伝いする際も、将来の選択肢を残す設計を基本にしています。

貸す? 売る? 持つ?──判断の整理【磐田市・袋井市】

向いているケース選択肢
誰も住む予定がなく、維持の負担が重い売却(税の特例の期限にも注意)
数年内に売る・住む可能性を残したい/状態が良く小投資で貸せる定期借家で貸す
長期の家賃収入を柱にしたい/大規模リフォームも回収できる立地普通借家で貸す(賃貸経営として本腰を入れる)
戻る可能性が高い・数か月内に方針が決まる持つ(ただし管理と保険は必須)

注意点をもう1つ。相続前の実家(親名義の家)を貸すには名義人本人の契約が必要で、認知症が進むと貸すことも売ることもできなくなります(資産凍結の記事参照)。「貸す」を選ぶにも、名義と意思確認が元気なうちであることが前提です。

まとめ──「貸す」は空き家対策として有力。ただし設計してから

富士ヶ丘サービスは、磐田市・袋井市に特化した地域密着の会社として、「高く売る」だけでなく「売らない実家の生かし方」もご提案しています。この家は貸せるのか、いくらで、どんな契約で──まずは現状の確認からご一緒します。実家じまい相談室もあわせてご利用ください。

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参考にした公式情報


本記事は2026年7月30日時点の情報をもとに作成しています。賃貸借契約の方式・正当事由の判断は事案により異なります。個別の契約は宅地建物取引業者・弁護士に、家賃収入の確定申告は税理士・税務署にご確認ください。

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富士ヶ丘サービス株式会社/静岡県磐田市見付5789番地1/TEL:0538-31-3308/静岡県知事 (2) 第14083号/代表取締役・宅地建物取引士 大石 浩之