実家の問題は、片付け、相続、修繕、売却などが一度に見えるため、何から始めるか分からなくなりがちです。カルテでは、後戻りを減らす順番に並べます。

カルテで確認すること

基本の順番

  1. 名義と関係者を確かめるだれが決める家かを整理し、家族で同じ情報を共有します。
  2. 期限・安全に関わる点を先に見る相続登記、倒壊や漏水、近隣への影響などを確認します。
  3. 土地と建物の条件を確認する道路、境界、農地、災害情報など、選択肢に影響する点を見ます。
  4. 売る・残す・貸すを比べる必要な情報がそろってから、家族の希望と費用を比べます。
  5. 必要な専門家へつなぐ手続きが必要な項目だけ、適切な窓口へ相談します。

たとえば、こう変わります

相続登記が未了の場合:片付けや査定を急ぐ前に、名義と相続人の確認を先にします。

道路に確認が必要な場合:売り方を決める前に、自治体や専門家へ道路の扱いを確認します。

空き家の傷みが進んでいる場合:方針決定を待たず、漏水・防犯・近隣への影響を抑える対応を先にします。

カルテの役割:「売却を勧める資料」ではありません。売る・残す・貸すのどれを選ぶ場合でも、確認漏れを減らして家族が判断しやすくするための整理表です。

お渡しするもの

  • 確認した項目と結果
  • 追加確認が必要な項目
  • 優先順位をつけた次の行動
  • 相談先の種類と、相談するときに伝える内容

カルテを家族にそのまま見せれば、「何が分かっていて、何がまだ分からないか」を同じ資料で話せます。

実物で確認する