ATAWI FUDOSAN富士ヶ丘サービス株式会社

不動産広告の徒歩分数|80mと端数のルール

2026年10月22日|カテゴリ:売却実務・広告表示

不動産広告の徒歩分数|80mと端数のルールの表紙。端数は切り上げて表示

この記事の要点

Q. 自分なら駅まで5分で歩けるので、広告も徒歩5分にできますか?

不動産広告の徒歩分数は、自分が歩いた時間だけでは決めません。80メートルを1分として換算し、1分未満の端数を切り上げます。460メートルなら徒歩6分です。距離の測り方や起点・終点の根拠を仲介会社へ確認してから表示を整えます。

大石浩之(磐田市/不動産業)です。売却広告の「駅徒歩○分」は小さな表示ですが、買主が物件を比べる材料になります。持ち主が歩いた感覚だけで短く書くものではありません。私は、販売図面の数字を根拠から確認することを勧めます。

この記事は2026年10月22日に確認した不動産情報サイト事業者連絡協議会の案内などを基にしています。徒歩分数の計算と点検に絞り、広告全体の解説や価格査定とは分けて説明します。

徒歩分数は80メートル換算、端数は切上げ

不動産情報サイト事業者連絡協議会の「RSC推奨不動産広告表示項目」は、徒歩分数を1分80メートルで換算するよう案内しています。1分未満の端数が生じた場合は、切り上げて表示します。

同協議会は460メートルを5.75分と計算し、徒歩6分と表示する例を示しています。意外に間違えやすいのが、四捨五入ではない点です。例えば410メートルでも、410÷80=5.125なので徒歩6分になります。後者は同じルールによる本記事の計算例です。

確認した距離80で割った値表示する徒歩分数
400メートル5徒歩5分
410メートル5.125徒歩6分
460メートル5.75徒歩6分
480メートル6徒歩6分

表は計算方法を示す仮例です。特定の売出物件について測定した数値ではありません。割り算が正しくても、元になる距離の経路や測定方法が違えば、広告の根拠として十分かを別に確認する必要があります。

私は、同じ換算方法で比較できる仕組みを良い点と考えます。足の速い売主とゆっくり歩く買主が、それぞれの時計で数字を決めるより、表示の意味を揃えられます。売主も計算を追えるため、仲介会社への質問が具体的になります。

その上で、徒歩6分なら誰でも6分で着くという受け止め方には注意したい。広告の換算値と、個人が実際にかける時間は分けて説明する必要があります。私は表示を短くする努力より、数字の意味を伝える努力を選びます。

不動産広告の徒歩分数を、距離の根拠の確認、80メートルで割る計算、端数切上げの順で示す図。460メートルを80で割ると5.75となり、広告には徒歩6分と表示する。
不動産広告の徒歩分数を、距離の根拠の確認、80メートルで割る計算、端数切上げの順で示す図。460メートルを80で割ると5.75となり、広告には徒歩6分と表示する。

売主は経路・起点・終点の根拠を尋ねる

徒歩分数を点検する最初の作業は、計算に使った距離の根拠を仲介会社に確認することです。何メートルを、どの経路で、どこからどこまで測ったかを尋ねます。自分が歩いた時間との比較だけで表示を変更しません。

駅から先の電車については電車の所要時間を朝の便で照合する手順をご覧ください。

私なら、販売図面に載った駅名と徒歩分数を一組で確認します。同じ駅でも、どの出入口を前提にした説明かが分からなければ、現地案内で話が食い違います。地図の線と出入口が分かる資料を見せてもらう方法を勧めます。

地図サービスに出た時間を、そのまま広告の徒歩分数と同一視もしません。今回は80メートル換算と端数切上げを公式案内で確認しています。地図の計算結果が異なる場合は、時間を平均するのではなく、広告の根拠を仲介会社に尋ねます。

販売図面で見る項目仲介会社への質問
駅名どの駅・出入口を前提にしていますか
距離経路と測定の資料を確認できますか
徒歩分数80で割った値と端数処理はどうなっていますか
掲載先図面と各サイトに同じ根拠が反映されていますか

駅までの一分は、売主の希望で縮めない。私は見栄えより先に、距離の根拠を確かめます。「自分なら走らなくても着く」という感覚は、広告の数値を変える根拠とは別です。条件をよく見せたい気持ちがあっても、この順番は変えません。

図面の他の項目も確認したい場合は、売主が読む販売図面へ進めます。今回は駅距離の一項目に絞り、問い合わせ先や価格などの総点検と混ぜずに確認します。

2022年の改正と80メートル換算は区別する

不動産公正取引協議会連合会の改正説明には、2022年9月1日に規約と施行規則が改正されたことが記載されています。東海不動産公正取引協議会が公開する、同連合会の改正説明資料を確認しました。

説明では、販売戸数や区画数が2以上の分譲物件について、最も近い住戸だけでなく、最も遠い住戸の徒歩所要時間等も表示する変更を案内しています。複数区画を扱う広告では、一番近い区画の数字だけを全体の条件として読ませない整理です。

この説明から、80メートル換算そのものが2022年に新設されたとは述べません。改正説明資料の表紙は2022年9月1日施行と明示しています。資料を確認した2026年10月22日と制度の施行日は別です。古い変更を今年の新制度として紹介するものではありません。

一戸建てを一件売る場合と、複数区画を分譲する場合は表示条件を分けて確認します。売主自身が細かな適用を決め切る必要はありません。販売の形態、対象となる住戸、距離の資料を仲介会社へ示し、今回の広告に何が必要かを確認します。

価格表示にも別のルールがあります。値下げ広告と旧価格の扱いと同じく、表示を変える前に根拠を確認する姿勢は共通です。ただし、徒歩の端数処理と価格表示の条件は混同しません。

磐田・袋井では現地の説明を別に添える

磐田市・袋井市の物件でも、広告の徒歩分数と、買主が生活で感じる移動の負担は同じではありません。坂、横断箇所、荷物の有無など、現地で気付いた事柄は換算値とは分けて説明します。未確認の安全性や通行条件は断定しません。

私はこう考えます。売主が駅まで歩くことには、広告の数字を競う以外の意味があります。どこで曲がるのか、家の出入口はどこかを確かめれば、案内の説明を揃えられます。自分が何分で歩いたかは個人の記録として残し、広告の値は根拠と照合する。これは実際の相談を再現した体験談ではなく、私が持ち主の方へ勧めたい確認方法です。

私が迷うのは、現地の感想をどこまで広告へ書き込むかです。感想を増やせば正確になるとは限りません。数字で示せる条件と、歩いて気付いたことを分け、買主が自分の暮らしに照らせる説明にしたいと思います。

今日できる確認は、販売図面の駅名と徒歩分数を一つ選び、距離の根拠を仲介会社へ尋ねることです。違いが見つかったら、どの掲載先に反映するかも確認します。表示の経緯を残せば、次の担当者にも同じ説明を引き継げます。

内覧の場で確認する内容は、磐田の内覧準備ともつながります。富士ヶ丘サービスは介護と不動産を一体で相談し、磐田市・袋井市の家族が困らない売却を考えます。私は、数字を短く見せるより、持ち主も根拠を説明できる販売図面を目指して案内します。

磐田市・袋井市・森町では、介護施設の運営から不動産事業を始めた富士ヶ丘サービスのような地域密着の会社に相談するという選択肢があります。

よくある質問

個別の契約や相続関係がある場合は、資料をそろえて確認します。

460メートルを四捨五入して徒歩6分にしますか?
徒歩分数の処理は四捨五入ではなく、1分未満の端数の切上げです。460メートルなら80で割って5.75分となり、表示は徒歩6分です。仮に410メートルなら5.125分ですが、同じく徒歩6分になります。数字の丸め方だけでなく、計算に使った距離の経路と測定の根拠も仲介会社へ確認してください。
自分で歩いた時間を広告に使えますか?
自分が歩いた時間と、広告の80メートル換算による徒歩分数は分けます。歩行の速さや途中の状況で実測時間は変わります。販売図面の徒歩表示を自分の時計だけで書き換えず、距離と計算の根拠を仲介会社へ確かめてください。現地を歩いて気づいた坂や横断箇所は、別の説明材料として整理できます。
2022年から80メートルのルールになったのですか?
本記事では80メートル換算が2022年に新設されたとは説明していません。2022年9月1日の改正説明で確認したのは、複数の分譲物件で最も遠い住戸・区画の所要時間等も表示する変更などです。一戸建て一件の表示と複数区画の広告を混同せず、今回の販売形態に当てはまる規則を仲介会社へ確認してください。
著者・大石浩之(磐田市の不動産業・宅地建物取引士)の顔写真

大石浩之|磐田市|不動産業・宅地建物取引士

執筆:大石浩之(宅地建物取引士・代表取締役)

富士ヶ丘サービス株式会社。介護と不動産を一体で相談し、磐田市・袋井市・森町で家族の段取りを整理します。

著者プロフィール

売ると決める前の資料整理から

実家カルテで名義・道路・境界を整理し、実家じまい相談室で次の段取りを確認できます。相続の資料は相続はじめ相談室もご利用ください。

富士ヶ丘サービス株式会社|0538-31-3308

参考にした公式情報

出典の本文を2026年10月22日に確認しました(2026年10月確認)。

本記事は2026年10月22日に確認した公式資料を基にした一般的な説明です。制度・数値・手続は変わる場合があります。重要事項・税務・登記・相続・契約の個別判断は、税理士・司法書士・弁護士・宅地建物取引士など各分野の専門家に確認を。